I様のお宅は玄関のすぐ隣にトイレがあります。壁を伝いながら屋内の移動をされていますが、ある日、夜間トイレに行く際、ふらついて玄関上がりかまちの段差から転落してしまいました。幸い、軽傷ですんだものの、それ以来、夜間トイレに行くのを怖いと感じておられました。I様宅のトイレ入り口には、4つの危険がありました。
①トイレのドアを開ける時、バランスを崩して上がりかまちから転落する危険
②壁伝いに歩いていたため、手を滑らせて転倒する危険
③夜間、トイレに行く際、段差が分からずに足を踏み外して転落する危険
④踏み台は設置されていますが、手すりがなく、玄関上がりかまちの昇降時に転倒する危険
どれも、大けがをしかねない状況でした。その4つの危険をまとめて解消するための手すりを取り付けた事例をご紹介します。