12月, 2013

  1. 車いすで外出しやすいアプローチに

    12月 30, 2013 by 住宅改修

    介助用車いす(介助者に押してもらうタイプの車いす)を使って外出をしていたが、玄関から道路までの通路の真ん中には飛び石があり、車いすが通りにくい状態でした。

    【リフォーム前の状況】
    外出時、アプローチの飛び石が車いすのキャスターに引っ掛かり、通行しにくい状態。さらに、玄関から道路までに段差もあり、介助する方が大変でした。
    移動に使用している車いすは、後ろから押してもらうタイプの車いすです。後輪が小さく、自分で操作することができません。

     
    【改修内容】
    ① 通路の凸凹をなくすために、モルタルで整備する。

    ②階段部分の段差を最小限にするために、段差の解消工事を行う。
    上から2段目の奥行きが60cmでした。歩く人にとっては十分な広さですが、車いすで上り下りするには奥行きが足りません。

    車いすでの段差の昇降はこのように行います。

    車いすの後輪と前輪キャスターを乗せられる広さがあれば、介助者が一人でも楽に上り下りできます。そして、車いすに乗っている方の不安も減り、安心して介助をお願いできます。
    車いすが十分に乗るスペースを作りました。

     

    2段目の階段を延長し、100cmの奥行きを確保しました。
    同時に、改修前には3段あった階段を2段にして、さらに介助者の負担を最大限減らすようにしました。

    ◆ 60代 男性
    ◆ 片マヒがあり、移動は介助用車いすを使用
    ◆ 奥様と息子さんと同居。3人暮らし
    ◆ 木造住宅
    ◆ 改修費用 210,000円(自己負担 30,000円) 

    【公的補助の活用】
    介護保険より住宅改修費支給(180,000円)
      ※介護保険対象の工事はこちらを参考にしてください。

      
    玄関まわりは、見た目を気にされる場合が多いです。そんな時は、段差を作らないようにレンガや石を配置したりすることで、おしゃれな外観に仕上げることもできます。
    車いすでの外出も、毎日のこととなると大変です。「玄関以外に安全に出入りできるところはないか」「玄関をどんな風に改修しようか…」と考えていくと、きっと良い方法が見つかると思います。

  2. トイレの建具を交換

    12月 25, 2013 by 住宅改修

    車いす移動をされる方にとって、開き戸は使い勝手が悪く不便です。開き戸のように前後の動きをしなくても、その場に立ち止まったまま開閉ができる「アコーディオンカーテン」に取り替えた事例を紹介します。

    【リフォーム前の状況】
    トイレの入口にある扉は開き戸でした。車いすで扉をあける時に手間取ってしまい、スムーズにトイレの中に入れず困っていました。 

     【改修のねらい】
    トイレの扉を車いすに乗ったまま楽に開け閉めできるようにし、一人でトイレに行きやすいようにしたい。
     
    【改修内容】
    安全かつ楽に出入りできるように、開き戸を取り外し、アコーディオンカーテンに交換しました。
     
    【施工写真】
    改修前  
    トイレ入口の建具は、開き戸でした。
      


    改修後
    アコーディオンカーテンに取り換えました。その場に立ち止まったまま、軽い力で開閉できるので安全です。

    ◆ 80代 男性
    ◆ 移動は全て車いすを使用する
    ◆ 夫婦二人暮らし
    ◆ 木造住宅
    ◆ 改修費用 40,000円(自己負担 4,000円)
     

     
    【公的補助の活用】
    介護保険より住宅改修費支給(45,000円)
     
    建具の変更は、開き戸からアコーディオンカーテンに換える以外にも、引き戸に換えたり、開き戸の開閉する向きを変える(吊り元の変更)などの方法があります。
    引き戸に換える場合には、扉を引き込むスペースが必要となるため、扉周辺の状況を確認する必要があります。

    アコーディオンカーテンは、どんな扉でも取り付けできますし、上から吊るようにしますので敷居段差ができずに安全です。部屋の間仕切りにも使えるので、ちょっとしたリフォームにもオススメです。

  3. トイレと浴室の出入りをしやすく

    12月 19, 2013 by 住宅改修

    トイレも浴室もドアが内側に大きく開くため、中が狭く動きづらいと困っていたC様。膝が痛くて足が上がりにくいC様にとっては、トイレ入口の敷居段差も転倒しそうで不安に思っておられました。そこで、空間を動きやすくするため、建具の変更や敷居撤去の改修をしました。

     


  4. 壁がないところに手すりを付けました

    12月 2, 2013 by 住宅改修

    壁がないところに手すりをつけることはできるの??と聞かれることがありますが、床から立ち上げるように取り付ければ可能です!E様は寝室からトイレまでに移動に、手すりがあったらいいなと感じておられました。しかし、部屋の前には引き戸があります。その引き戸を支えに歩いておられましたが、戸が動いてしまい、怖い思いをされたそうです。戸を頼りに移動したり、立ちあがったりされる方はいらっしゃいませんか??とっても危険ですよ!壁がない場所でも、床から立ち上げる手すりをつけるなど、方法はありますので、はんどにご相談くださいね。

    E様には、このような手すりを取り付けさせていただきましたので紹介します。