a 2月 3rd, 2016

  1. 食事介助は「目と耳でよく観察」

    2月 3, 2016 by hand

    1月29日のシルバー新報に、食べ物を飲み込む音を喉に固定したマイクで集音して、スピーカーで拡大させる咽頭マイクに関する記事が載っていました。その名も「ごっくんチェッカー」。音響製品などを製造するハッピーリス(東京都大田区、吉田理恵社長)が開発されたそうです。

    高齢者は食べ物や唾液を飲み込む力(嚥下力、嚥下反射と言います)が低下し、誤って食べ物や唾液を気管に飲み込む「誤嚥」が生じやすくなっています。誤嚥すると咳が出て、その咳でまた誤嚥して、食べ物や唾液と一緒に口内細菌が気管に入って、肺炎を引き起こすので、とても危険です。

    ごっくんチェッカーは、のどに巻き付けて固定する圧力センサー付のマイクと音を大きくする電池式の小型スピーカーにより、飲み込む音を聞きながら食事の介助を行えます。飲み込む力の強弱がわかるため、嚥下機能のリハビリや嚥下能力をみる反復唾液飲みテストなどにも使えるとした。

    この製品、今月から販売開始のようです。お値段は9万8千円です。